ビットコイン急落で、過去最高額から99%下落した通貨は200種類を超える|仮想通貨市況
- 仮想通貨市場
- 仮想通貨市場は14日、早朝にICOプロジェクトの売却懸念が先行し、イーサリアムが下落したことを受け、断続的に値を下げているアルトコイン相場全体的に波及し、下落相場に。リップルが過去最高値(ATH)から90%を超えたほか、時価総額100位以内の通貨は、半数弱がATHから90%安の状況になっている。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は14日、早朝にICOプロジェクトの売却懸念が先行し、イーサリアムが下落したことを受け、断続的に値を下げているアルトコイン相場全体的に波及し、下落相場となりました。
その後、ビットコインもこの下落の流れを追随する形で暴落し、一時下落に傾くと時価総額1位でありながらも1時間で5%近い急落を記録し、同価格帯での価格推移が続くボックス相場が見られた第2四半期の下値サポートラインとなっていた6000ドルを割り込み、先安感が強まりました。
6000ドルは、市場で重要な節目と見られている他、金融関係の専門家からも度々重要視されており、つい昨日もカナダに本社を置く仮想通貨ファンド会社Rivemont Crypto Fundによって、相場の要となると言及されたばかりでした。
ビットコインは下落こそしているものの、依然アルトコインと比較すると価格の戻りに多少の強さが見られますが、本日の安値660,700円が2018年最安値632,480円目前まで下落している点が不安点として残っています。
軟調な相場が続くアルトコイン市場では、続々と年初来最安値を更新する通貨が確認されており、時価総額上位の通貨でもETH、XRP、BCHと昨年高騰した通貨が軒並み下落しています。
アルトコインの騰落率に陰り
ビットコインの過去最高値からの騰落率を見ると70%安、年初からは58%安となりますが、本日大きな下落を記録したアルトコインの過去最高値からの騰落率は、かなり悲惨な状況になっています。
これは、過去最高値からの騰落率も掲載するathcoinindex.comのデータ(14日20時時点)です。
このデータでは、1658通貨の過去最高値(ATH)からの騰落率が掲載されていますが、このデータベース上ではATHから99%安以上の騰落率を記録している通貨は、200通貨を超えており、時価総額の100位に限定すると、同じくATHからの騰落率を掲載するwww.coingecko.comでは、内50通貨弱となる49通貨が90%安を超え、昨年末のバブル相場からの下落状況が、かなり大きなボラティリティであったことがわかります。
本日90%を超えた通貨には、日本人からの圧倒的な支持を受ける時価総額3位Rippleが入っており、今年に入って米国の有価証券問題の懸念点や、それに関連する訴訟が相次いでいることが影響していると見られます。
また、99%を超える通貨の中には、一時時価総額8位に位置していたBitconnect(BCC)や、日本人の中でも話題となった仮想通貨Ardor に関係するIgnis (IGNIS)、次世代のYouTubeとして注目されたDECENTも入っており、暴騰時に大きな急騰があったことで高いATHを記録した通貨も含まれているものの、厳しい現実が%に表れています。
トレンド転換のファンダ要因は?
現在、トレンドを転換させる要因として、重要視されているのは「機関投資家」関連事業に集中しており、それに関連する内容は以下の通りです。
いずれも、アルトコイン市場が初めて盛り上がった状況後の、この下落相場を経て、市場規模が拡大し、より実需が問われる時代に突入することで、生き残る通貨戦争となる、淘汰の時代は来る可能性が高いように思えます。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
トルコショックの警戒感が後退したことで、日経平均株価の大幅反発を受け、株式市場は全面高。
足元不安定なため様子見基調ではあるものの、年初来安値を更新するなど割安感のあった「東証マザーズ指数」も反発、人気銘柄を中心に押し目買いが観測されています。
また、仮想通貨取引所「BITPoint」を運営するリミックスポイント(3825)が、大引け後に決算を発表。
19年3月期第1四半期の連結経常利益は、前年同期比3.8倍の5.5億円に拡大、上期計画の8.3億円に対する進捗率は66.6%に。
その一方で、通期予想に対しては、売上高は進捗率10.3%、経常利益は進捗率5.4%に留まっており、四半期ベースの金融部門売上、及び営業利益も大幅減衰したことで、昼間のPTS取引では大きく売られています。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
引用元: CoinPost
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